(一社)北沢おせっかいクラブが、地域のフードロスを地域に還元するための拠点「cobacoフードバンク」開設に向けて、1/8〜2/14の期間、クラウドファンディングに挑戦しています。そのキックオフイベントとして、1/9(土)にオンライン・サルベージパーティーⓇを実施しました。
真代と淳子のおしゃべりクッキング
〜オンライン・サルベージ・パーティⓇ〜
【日時】2021年1月9日(土)16:00〜17:00
【場所】Youtubeオンライン開催
【案内役】
シンガー 庄野真代:こども食堂「しもきたキッチン」主宰・
北沢おせっかいクラブ 斎藤淳子:コミュニティ食堂「北五食堂」「だいち食堂」運営
協力:福田農園/JA東京中央
サルベージ・パーティとは、食材のシェアパーティのこと。サルベージは直訳すると「救出する」という意味で、まさしく家で余っている食材や、使わずに眠っている食材を「救い出す」ために、みんなで1か所に持ち寄って料理し、できた料理をみんなでシェアするパーティのことです。本来サルベージ・パーティは、参加者が各家庭で余った食材を持ち寄り、一緒に料理して食べるのが基本ですが、コロナ禍で集まることができません。そこで、今回はオンライン開催をすることになりました。
世田谷区区北沢エリアでこども食堂、コミュニティ食堂を主宰する二人が、こども食堂を通じた地域のコミュニティ作り、地域のフードロスの課題、そして「cobacoフードバンク」が地域で担う役割と今回のクラウドファンディングについて お話ししながら、お正月のフードロスを解消するお料理を作ります。
今回サルベージした食材は・・・
・福田農園さんからお裾分けでいただいた大蔵大根
・スタッフ宅で食べきれずに残っていた白菜
・防災用のアルファ米
・ご寄付いただいたものの、半端に余っていた魚肉ソーセージ
・ご近所の方からいただいたレモン
・台所に眠っていたサバ缶
・斎藤さんの弟さんが釣ってきたアジ!
です。
そして、本日のメニュー!
● 大根飯 ●大根サラダ
●大根ステーキ ●雪見鍋 の4品です!
● 大根飯
アルファ米とサバ缶、大蔵大根を使って、炊き込みご飯に挑戦です!
このアルファ米は、防災の備蓄用だったもの。一定期間で新しいものに差し替えるので、古いものは防災訓練などでみんなで食べるのですが、今年はコロナ禍の影響で集まず、防災訓練が実施できなかったため、行き場がなくなっていました。
アルファ米はお湯を入れるだけでも食べられるようになるのですが、ちゃんと炊くこともできるそう!みんなアルファ米を炊飯器で炊くのは初めてだったので、水加減ってどんなかんじ?つけ置きしなくていいの?と、ドキドキしながら作りました。
ちなみに、アルファ米はつけおきしないで、すぐ炊いて大丈夫。^^
水加減はふつうのお米と同じように炊きました。ただ、今回使った大蔵大根はとてもみずみずしくて、たくさん水が出るので、お水はちょっと少なめの方がよかったみたいでした。^^;
●大根サラダ
ピーラーで薄くスライスした大根と、レモンスライスを和えたサラダ。
魚肉ソーセージも添えました。
ポイントは、庄野さんが畑から摘んできてくれたパクチー。レモンとパクチーでエスニックな仕上がりに。
●大根ステーキ
大きな大蔵大根で作った大根ステーキは迫力満点!
下茹でした大根を小麦粉をまぶしてバター醤油でステーキに!
添えてあるルッコラ、こちらも庄野真代さんがご自身の畑から摘んできてくれました。^^
●雪見鍋
大根の下の部分は大根おろしに。たっぷりの大根おろしで雪見鍋です。
そして、いただきもののアジをつみれに。
白菜もおいしくいただきました!
ポン酢でさっぱり味わいました。
●番外編:大根の皮のきんぴら
生中継終了後、残った大根の皮を使って、きんぴらを作りました。
これがまた、美味しかった!
あとできんぴらにしようと、あえて皮を厚めにむいてたんですって。^^
今回のパーティ参加者は、みんな下北沢〜三軒茶屋近辺の人たちばかり。実際にはみんな徒歩圏内に住んでいるのですが、あえてzoomで集まりました。
事前に分け合った同じ余剰食材を使って同じ料理を作りますが、それぞれの家庭のアレンジで仕上げていました。「たまにこうやって教わるのも楽しいね!」「決められた条件で工夫するのがおもしろかった」と言ってくださったのが嬉しかったです!
サルベージパーティって何?と言っていたスタッフも、自宅に埋もれている食材を探したり、農家さんからお裾分けいただいた大根を収穫しにいったりしているうちに、いろいろな楽しさがあることがわかってきました。
今はなかなかみんなで集まれませんが、cobacoフードバンクの開設をきっかけにいろんな人たちがつながって、いつかcobacoで実際に「地域のフードロスを地域に還元するサルベージパーティ」ができたらいいですね!